作庭理念

庭創作はないかだでは「生涯楽しめる庭」をテーマに、
四季折々でみせる自然の魅力を引き出し、
長く愛していただける庭づくりを心掛けています。

立地や環境などの条件を考えながら、土、空気、水、
そしてそこに息づくすべての命がめぐる庭づくりを行います。

代表より

「はないかだ」は葉の真ん中に花を咲かせる不思議な植物です。

筏の上に咲いた花に見立てたのが名前の由来となっているそうです。

この洒落た植物を知った時から屋号にはこれと決めていました。

私が植物に魅力を感じるきっかけをくれた樹木であり、

この出会いは「庭創作はないかだ」が行う創作イメージの原点となっています。

「庭創作はないかだ」は自然の魅力を伝えていく事を前提とした、

独創的な空間を創りだしていきたいという想いが込められています。

他に似た植物はなく、自然界でも唯一無二のハナイカダのような存在を目指していきます。

自然界には姿形が美しい物もあればユニークなものもあります。

例えば、シダ類・苔類などをのぞいて、花の咲かない植物はほとんどありません。

世間で言われる雑草も名のある素敵な植物です。

雑草と一括りにされていますが、綺麗な花を咲かせるものもあります。

鳥が運んできた実生の植物など、庭の景観を壊す事のない植物は抜かずに楽しんでしまうのも庭を楽しむ秘訣でもあります。

昨今、人工物やコンクリート主体の無機質な空間が増えています。

最初は綺麗で管理が楽なのですが、「味わいや深み」がでてくる事は珍しく、ただ汚れていきます。

そして変化の乏しい空間にはやがて「飽き」がきます。これでは中々感性は育まれません。

私が考える「庭」は常に変化に富んでいます。

樹々や草花の変化は勿論の事、鳥の訪れや、日が経つごとに石に付着していく苔など、

四季折々見る角度によって庭は表情を変えていき、味わい深くなっていきます。

そしてその些細な変化を発見することによって、お客様のライフスタイルの中にやすらぎと潤いを与え、日々の活力を見出せると信じています。

日本には四季があり自然の様々な表情を楽しむ事のできる恵まれた環境です。

その中で育まれてきた私達の自然に対する感性を次世代にも繋いでいくためにも、

魅力的な空間を創り出していく事が日本の原風景の回帰にも繋がると日々感じています。

 

代表 三田 和正

作庭について

実際の施工のようすや、私たちの作る庭の雰囲気をご覧いただけます。
随時更新しています。